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大切な人がうつになったら|うつ病患者との接し方を知っておこう

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状況を良くするために

カウンセリング

うつ病になると本人は非常につらい状態に陥ります。そうなった場合、早めに心療内科等を受診して治療に入ることは最も重要なことではありますが、それ以外に重要なこととして、周りの人の接し方というものがあります。人との関係は生きていくうえで欠かせないものですし、特に仕事の場などでは重要なことになります。しかし、治療はすぐに効果が出るものではありません。病気になる前のように行動できないことも多くなってきます。治っていく段階では病状が一進一退という状況になることはよくあります。その状態で社会の中でいかに生きていくかということが重要になります。そこでうまく受け入れられなかったり、病気によるトラブルが頻発したりすれば、治療もうまく進まなくなっていってしまいます。特に周囲の日との接し方というのはこの治っていくための期間には必要なことであるということができます。まず、うつ病になる方は性格的にまじめで求められていることにこたえようという気持ちが強いということを知っておくとよいでしょう。そのため無理を続けてしまい、心身のバランスを壊してしまいがちになるのです。うつ病の治療中に仕事などをする場合は、負担をかけすぎずに軽減するという配慮も必要でしょう。調子が悪くなることも考えられますから、誰かが代わりに行うことができる体勢を組んでいくということも必要になります。場合によっては医師と相談して、適切な仕事内容と量を決めていくのが良いでしょう。そうして様子を見ていくうちに、元通りに仕事をこなしていけるようになる場合もあるのです。今使いものにならないからと仕事から排除するのではなく、今の時点で無理なくできる範囲に仕事を調整していくということに取り組めるとよいでしょう。早く治ってほしいからと叱咤激励するような接し方は避けたほうが良いです。すでに頑張ってきて限界になってしまっていることが多いのです。うつ病では心身が思うように動かないこともありますから、本人の中ではさらに気持ちが空回りして、治療に悪影響を及ぼしてしまうこともあります。叱咤激励ではなく、今やれる範囲でできたことを認めていくという形の接し方のほうが良いでしょう。家庭でもうつ病の方への接し方は重要になります。どうしても早く治ってほしいという気持ちから頑張ってと言ってしまいがちになりますが、それが大きな負担になることもあります。病気だととらえてしばらく様子を見てみるというゆとりを持った接し方をしてみましょう。